生物物理計算化学者の雛

主に科学に関する諸々を書き留めています。

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

熱気球の浮力と耐熱温度

エジプトでの熱気球の炎上墜落事故がありました。 熱気球はどの程度高い温度で使われているのか気になりましたので、熱気球の浮力と耐熱温度について調べてみました。 熱気球の浮力の計算 熱気球は空気を貯める「球皮」があり、そこに人が載る「バスケット(…

超臨界水の構造

高温高圧条件での水の超臨界状態をシミュレートしたMD動画を作成しました。(温度400℃、密度0.3g/cm^3) 超臨界水とは何か? 液体の水を加熱していくと常圧条件下であれば沸点100℃で水は沸騰して気体の水蒸気になり、水蒸気の体積は液体の水と比べ1000倍以上…

リスクの影響考えて年利10%で月5万円の積み立てを30年間継続して得られる資産をシミュレートしてみた

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某ファンドが月5万円の積み立てを年利10%で30年間行えば1億円になるという件で盛り上がっています。 http://kirik.tea-nifty.com/diary/2013/02/post-b4a9.htmlこのリンク先にあるように、毎年10%の利回りを継続できれば、毎月5万円の積み立てで30年後には…

ノートPCでのトリプルディスプレイを実現する条件

研究を行う上で複数ディスプレイを利用することは、数多くの情報(例えば論文のPDF、Excelデータシート等)を一覧表示させることができるため極めて有用です。デスクトップPCであればビデオカードを必要なだけ増設すれば好きなだけディスプレイを増やせます…

分子シミュレーション実行時には光学異性(キラリティ)に気を付ける必要あり

炭素原子にそれぞれ異なる4つの原子・置換基が結合すると、その炭素原子はキラル中心(不斉中心)と呼ばれます。 キラル中心が1つだけ存在する分子は、右手と左手のように重ね合わせることができない光学異性体(R体/S体、互いの関係はエナンチオマーと呼…

Office2013を購入

Office2013アカデミック版を購入してきました。 アカデミック版の認証は、レジで大学の身分証を見せればOKでした。Office2010まではインストール用のCD/DVDが同梱されていましたが、Office2013ではプロダクトキーの書かれた紙と、簡易な説明書が入っているだ…

分子構造可視化プログラムQuteMol

タンパク質等の分子構造をキレイに描画できるプログラムQuteMolを紹介します。http://qutemol.sourceforge.net/Windows、MacOS X に対応しています。 分子構造の入力はPDBフォーマット形式です。 多彩な描画形式 RCSB の David S. Goodsell博士が解説する今…

A0ポスターをコンパクトに持ち運ぶ方法

最近、学会のポスター発表では多くの人がA0サイズの大きなポスターを貼っています。 普段よく使うA4サイズの紙をポスターとして使うよりも、A0サイズであれば大きな絵を載せることができ、ポスターの見栄えがかなり良くなりますので人気が出ているので…

Illustratorで回転を表すリボンのような立体感のある矢印を描画する

分子の二面角の回転等、軸の周りを回転することを描画したいケースがあります。 この場合、リボンのような立体感のある矢印が見やすくてよいです。 Adobe Illustrator CS6 での描画手順を解説します。