生物物理計算化学者の雛

主に科学に関する諸々を書き留めています。

A0ポスターをコンパクトに持ち運ぶ方法

最近、学会のポスター発表では多くの人がA0サイズの大きなポスターを貼っています。
普段よく使うA4サイズの紙をポスターとして使うよりも、A0サイズであれば大きな絵を載せることができ、ポスターの見栄えがかなり良くなりますので人気が出ているのでしょう。
私も最近のポスター発表はA0サイズの紙で行っています。


持ち運びが大変でかさばる紙のA0ポスター

A0ポスターの欠点は持ち運びが大変であることです。
折り畳んでしまうこともできますが、そうすると折り目がついてしまい、かなり見栄えが悪くなります。
そのため丸めてポスター用の筒に入れて持ち運ぶことが普通です。

シンワ 伸縮図面ケース A 7段式

シンワ 伸縮図面ケース A 7段式

学会会場では多くの人がこのようなポスターを入れる筒を持っています。
このような筒を使えばポスターはきれいに持ち運べるのですが、A0サイズの紙は幅 84.1 cm と結構長く、大きな荷物になってしまい、特に海外出張時には負担になります
よほど大きなスーツケースでないとA0サイズのポスターを入れた筒は収まりませんので、フライト時にスーツケースと一緒に預ける場合、ポスターの筒を紛失されたりしないか心配にもなります。

A0サイズでも切ってしまえばスーツケースに収まる!

そこで私はA0サイズのポスターを切って小さなサイズにしてから筒に入れています。
下の例のように、絵や文字を横切らないようにT字型に切断することが多いです。

こうすれば巻いたA0ポスターの幅 84.1 cm から半分のA2サイズ相当の 42 cm まで短くなりますので、ポスターを入れた筒を私の使っているサイズのスーツケースに入れることができ、海外出張時の荷物の負担を大きく減らすことができます

このような切り方ですと、貼った時の見栄えも特に問題はありません。

布のA0ポスターも便利そう

私は使ったことがないのですが、折り目が目立たない布にポスターを印刷することもできます。
「A0 布ポスター」あたりで検索をかければわかりますが、業者に頼むとおおよそA0 1枚で6000円〜程度の価格のようです。
紙のA0ポスターよりも高いのは欠点ですが、ポスター用の筒を持ち運ぶ必要がないためかなり便利だと思います。