TSUTAYA花園インター店が雪の重みで潰れたことが話題になっています。
【速報&悲報】
俺の地元のTSUTAYAがぁぁぁあああ!!!!!
TSUTAYA花園インター店が雪の重みにより半壊!!!
火災警報やら色んな警報器が鳴り響いてる………… pic.twitter.com/kpB71GD5iF
— アザみん@本垢だよ♪♪ (@azamin_813) 2014, 2月 15
積雪によりどの程度の重さの雪が屋根に乗っていたのかを計算してみることにしました。
まず Google map の建物の写真から、屋根の面積を見積もりました。
長方形型の建物であり、横に40m、縦に25m程度だとわかりますので、面積は40m×25m=1,000平方メートル(m^2)になります。
積もった雪の高さ(深さ)ははっきりとはわかりませんが、ざっくりと30cm(0.3m)だとします。
すると屋根の上に積もった雪の体積は 1,000m^2×0.3m=300立法メートル(m^3)となります。
あとは雪の密度(比重)が必要です。
積雪対策資料によると、雪の比重は0.2以上に設定する必要があり、安全性を考慮する場合は0.5として見積もるようです。
雪が大量に積もって圧縮されると密度は大きくなりますが、数十cm程度であればさほど圧縮はされていないと考えて、比重0.2(密度は0.2トン/m^3)だと仮定します。
結局、この建物の屋根の上の雪の重さは 体積300m^3×密度0.2トン/m^3 = 60トンとなりました。
乗用車プリウスの重量が1.8トン程度なので、60/1.8=33.3台のプリウスが屋根の上に載った状態になっていたわけです。
普段積雪がほとんどない地域では、屋根がこのような大雪の重さに耐えられるようには設計されていないため、かなりリスクがある状態になっているわけですね。