生物物理計算化学者の雛

主に科学に関する諸々を書き留めています。

マウス型スキャナを購入

キンギジム社から発売されているマウス型スキャナを購入しました。

KING JIM マウス型スキャナ ブラック MSC10クロ

KING JIM マウス型スキャナ ブラック MSC10クロ

外見は普通のマウスと同じ

このマウス型スキャナは通常のマウスと同じようにポインタ移動に使え、さらにスキャン機能がついているものです。

普通のマウスだと裏に移動量を測定するためのレーザーがついていますが、このマウスではスキャナのセンサー部分になっています。

スキャン性能はなかなか良い

スキャナとして使うためには、まず付属のCD-ROMから専用ソフトをインストールする必要があります。

インストールすると以下の画面が表示され、スキャナマウスを使用可能になります。


マウスのホイール部分で取り込むデータの拡大・縮小を指定でき、マウス左側についているボタンでスキャンの開始・終了を指示します。

マウス左側ボタンを押してから、取り込みたい書類の上をマウスでなぞることでスキャンを行うことができます。


スキャン中の様子


スキャン結果

スキャン中は斜めに傾いた状態になってしまうことが多いですが、マウス左ボタンで確定させるとまっすぐに補正されます。

スキャン結果のクオリティは実用上十分に使えるレベルです。
(紙1枚をまるごと取り込みたいのでしたら、通常のスキャナを使った方が歪みなくきれいにスキャンできますが)

使ってみての利点と欠点

しばらく使ってみて気づいた利点と欠点はこんな感じです。

  • 利点
    • マウスとして持っていくことで、荷物を増やすことなく出張先でもデータをスキャンして取り込むことができる
      • 追加のデータをその場で手軽に取り込むことができる
      • 授業直前に手書きで書いた模範解答等の資料をパソコンに取り込むことができる
    • 教科書等の絵を自席で手軽に取り込むことができる
  • 欠点
    • A4の紙全体を取り込みたい場合、紙が動かないように固定しつつマウスで紙全体をなぞる必要があり、かなり気を使う必要がある。
    • 最近のマウスで多い青色レーザーを使うマウスではほぼどんな場所でも(ガラス面の上でも)マウスカーソルをストレスなく移動できるが、このスキャナ型マウスは通常の赤色レーザーマウス並の認識度である
    • 出張用の持ち運び用コンパクトマウスに比べるとサイズがやや大きい
    • 有線マウスなので無線マウスより小回りが利かない


値段は1万円強とやや高いですが、かなり利便性が高いので満足しています。